たとえ小さい子供でも、キャンプのときにお手伝いできることはあります。
例えば、軽い荷持を運んでもらうことや、テント設営の真似っことして、ペグをプラスチックのトンカチでトントン叩くこと、火起こしの時に「うちわ」であおぐことなど、小さい子なら喜びそうなお手伝いが意外とたくさんあります。
キャンプで学んだことは受け継がれる
テント設営などは、教えた親より子供の方が上手になっていくことも・・・
ロープの張り方、ひもの結び方など、子供の成長に合わせて少しずつ親も楽しむようなかたちで教えてあげられるのが理想的ですね。
若い頃はタフだった親たちも、年齢と共に目的地まで運転するだけで疲れてしまうようになってきます。
そんな時、子供たちに教えてきたことが活かされます。
また、地図で道を探しながらの道中は、子供たちにも協力してもらうことができますね。
看板探しなど、子供たちは意外と得意なものです。
キャンプで強まる家族の絆
キャンプ生活は共同作業無しでは成り立ちません。
荷持を運ぶこと・食事の準備をすること・予定に合わせて行動することなど普段の家での生活とは異なり、全ての仕事を役割分担することで、より家族の絆は深まるものです。
いつもなら、食卓テーブルに並べられた料理を食べるだけの子供たちも、お米を研ぎに炊事場へ行くことや、食器を洗うなどといったお手伝いが楽しく出来るという部分も、キャンプの醍醐味ですね。
そうやって家族みんなで作る食事だからこそ、一際美味しく感じられます。
まとめ
子供にお手伝いをさせる時に、大切なのは大人の配慮です。
たとえキチンと出来ていなくても、イライラしたり怒ったりせず、共同作業をしている一員として認めてあげること。
そうすることで、この先、子供が成長するにつれて数多くのお手伝いを任せられるようになることに繋がっていきます。
これって本当に難しくて、つい口をはさみそうになったり、イライラした声を出してしまいそうになったりします。
ただ、日常よりゆっくりとした時間を過ごせるキャンプの時はこちらものんびり構えていられるので、怒らずにいるのはずっと楽でした。
普段は親の仕事や、子供の習い事や塾、クラブなどで中々家族そろって食事ができない時も、キャンプでなら皆で一緒にテーブルを囲んでのんびりと過ごせます。
そして、山や海・湖など美しい景色や虫の声が、食事での家族の会話に彩を与えてくれます。
そう考えると、キャンプは「食育」にもつながるものであるということがわかります。
子供たちもやがて親になり、我が子を連れて旅をするとき、そんな想い出が蘇ればいいなぁと思います。
家族みんなで見た景色、その時聞いていた音楽、キャンプの想い出は子供たちだけでなく、大人たちの心を豊にしてくれるものだと思います。
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