冬キャンプを楽しもう!③気を付けたい、就寝時の注意点とは?

アウトドア

a0027_000238
冬キャンプの良いところは、雪遊びが出来たり星空が綺麗だったり、虫がいないところだったり、そして一番は「圧倒的に人が少ない!」です。
これはとても気持ち良いです!

その反面、冬キャンプの最もしんどいところは寒さです。

寒さ対策は非常に重要であり、また寒さ以外にも冬キャンプで注意しなければならない点はあります。

ここでは、寒くて全然眠れなかった…なんていう事のないように、冬のキャンプで寝る時の注意点について紹介したいと思います。、

スポンサーリンク

宿泊環境毎の注意点と防寒方法

キャンプと言っても色々あり、コテージに泊まるのもキャンプですし、キャンプ場内にテントを張って寝泊りするのもキャンプです。
そして空いているところに適当にテントを張って寝泊りするのもキャンプです。

いずれも、冬キャンプに共通している注意点は凍傷です。
特に足は間接的とはいえ常に冷たい地面に接していますし、雪等で靴下が濡れたままでいると凍傷の危険性が高まります。

それでは、泊まる環境によってどういう危険性があるのか具体的に紹介していきます。

コテージの場合

冬キャンプで快適に過ごせるのがコテージです。
一年中営業しているところもありますし、中には風情ある薪火の暖炉が付いているところもあって、木と火のぬくもりがあり暖かく快適に過ごせます。

しかし、この暖かさこそ危ないのです。
一番危険なのは朝、暖房の消えた後の冷えきったコテージ内は非常に寒いです。
そしてこの場合によくあるのが、寝る時は部屋が暖まっていたために薄着で寝てしまっていることです。

いくら暖かいコテージ内にいようと、暖房が消えれば当然寒くなります。

コテージに宿泊する際でも、寝る時はしっかり着込んで温かくしましょう。

テントの場合

冬キャンプでのテント泊の際に使える防寒方法について、別記事で新聞紙の紹介をしましたが、他にもテント泊で防寒対策をする方法はあります。

アルミマット

アルミマットは断熱性に非常に優れているので新聞紙以上の防寒グッズと言えます。
アルミマットは銀色の面を熱源に向けます。

つまり、冬はアルミマットの銀色の面を上に、逆に夏は銀色の面を下にします。

シュラフ

シュラフはマミー型の方が寒い時期には向いています。頭まですっぽり納まるので温かさに加えて安心感もあります。
ただ、それ程行かない冬キャンプの為に家族全員分のシュラフを買い替える必要はないと思います。

寒い場合は毛布をシュラフの中に入れたり、服を着こんだりで調整します。

シュラフは丸洗い出来るものが良いです。

シュラフ全般に言える事ですが、「快適温度」に記されている温度は、家の中で寝る時と同じ服装で寝袋に入っても快適、という訳ではありません。

私は、しっかり着込んだ上で、シュラフに表記されている快適温度+5度を実際に使用する時の気温と考えています。
(寒いのは苦手なのと冷え性なので)

なんと、このシュラフ、横から手が出せるんです。
これ良いです!
受験勉強などにも良いのではないでしょうか。

ダウン製のシュラフの様にコンパクトにはなりませんが、
その分、気軽に丸洗いできますし、車での移動なら問題ないと思います。

コット

もし、テントのスペースに余裕があれば、コット+マット+寝袋の組み合わせも良いですね。
冬キャンプの敵、地面からの冷えは格段に軽減されます。

コットがあると地面からの直接の冷気は防ぐ事ができますが、通気性が良くなるためそれなりに冷えます。必ずマットを敷くことをおすすめします!

冬キャンプに限らず、コットがあれば地面の温度もデコボコも関係ないので一年中快適に眠れます(寝相が悪くなければ!)
人数分のコットが必要になるため少人数向きになってしまいますが…

ただ、コットはあると荷物置きにしたり(撤収時の荷物置きに便利!)、ゆったり座れるベンチにしたりとかなり便利に使えます。
5人家族の我が家でも、キャンプの時にはコットを2つ持って行って利用しています。

コットには高さが20㎝前後のローコットと、40㎝前後のハイコットがあります。

荷物の多いファミリーキャンプでは、コットの座面の下にも荷物が置けるハイコットがおすすめです。
逆に、出来るだけ荷物をコンパクトにしたい場合や、お子さんがまだまだ小さい場合は安定感のあるローコットがいいと思います。
(どちらにしてもコットは重くてかさ張りますが)

これ、組み立てに少し力とコツが必要で、コツをつかむまでは一生使えないんじゃないかとくじけそうになりますが、慣れれば大丈夫!

あると絶対便利で、このコットは我が家のキャンプではフル参加メンバーです。
ただし、普通にくつろぐだけなら、前に体重が掛からないので気にならないのですが、食事の時のベンチに使うと、縁のバーが膝裏にあたってあまり使い心地は良くないです。

 

【テントの場合の注意点】
特に冬キャンプでのテントでは、寒いからとテントのベンチレーションまで閉めてしまうと、朝起きるとテントの中が結露でびっしょり・・・なんてことも。
少し寒くなりますが、冬のキャンプは寒いものと割り切って、結露を防ぐためにテントのベンチレーションは開けるようにしましょう。

寝る時の服装は?

29c7ea50fa375c8ea6650d50b7d7d7ef_ss
冬キャンプの場合、我が家は特に着替えたりしません。

基本、そのままです(ウチだけかな・・・)
ダウンジャケットを着たまま、インナータイツも履いたままです(だって寒いですから!)
シュラフの中に毛布を入れ、その中にくるまって入ります。

頭が寒ければニット帽を被り、フードのある上着なら、その上からフードを被れば更に暖かいです。
ネックウォーマー、手袋もした方がいいですし、靴下も厚手のものを履きましょう。

それでも足先が冷える時は、足元に着替えのセーターや、なければリュックを入れ、その中に足を突っ込みます。

もし荷物に余裕があり、水と燃料が確保出来るのでしたら、小さめの湯たんぽがおすすめです。
<

湯たんぽはキャンプで使う場合はヤカンなどから直接湯たんぽにお湯を入れるので、手で支えないといけないシリコン製よりも、少々かさ張ってもしっかりしたプラ製の方が安全です。

湯たんぽは冬キャンプの時だけではなく普段でも使っていますが、足元に置いておけば朝までほんのりあったかくて、乾燥してしまう電気毛布よりも気に入っています。おすすめですよ!

最後に

冬キャンプは着込む服装が多いだけに荷物が多くなってしまいます。
しかし荷物が多くなることを面倒がってしまうと最悪の場合、生死に関わる事態になってしまいます。

キャンプ場の貸し出しや設備を当てにしていると思いもよらない痛い目を見ることになるので、少しでも必要だと感じた防寒具は全て持参するようにしましょう。
最初は大荷物になってしまうと思いますが、まず何度か経験を積んでから不要なものを削いでいけば良いと思います。

あわせて読みたい

冬キャンプを楽しもう!①「寒さ対策の必需品」は身近な物を上手に利用
キャンプは一年を通して楽しめるものです。 夏のイメージが強いキャンプですが冬にだって行く人はいますし、一年中営業しているキャンプ場もあります。 キャンプ場を利用する場合は、設備が充実していればこれと言って必要になる物も少ないのですが、自然の
冬キャンプを楽しもう!②重要な「服装選び」のポイントはここにあり
キャンプに行く時、特に冬キャンプで気にしなければならないのは服装です。 どういう服装で冬キャンプに行けば良いか、冬の場合は川に行こうと海に行こうとまず水に入ることは無いはずなので、どこの冬キャンプでも基本的な服装は同じです。 それでは具体的
タイトルとURLをコピーしました