家族旅行やキャンプ等で、車に長時間乗る事があると思います。
その時に気を付けないといけないのは子供の乗り物酔いです。
乗り物酔いを全くしない子もいて、そういう子は車の中で漫画を読んだりゲームをしていても全然酔わないのですが、乗り物に弱い子は文字を見たり何かの画面を見ると余計に酔ってしまいます。
酔い止め薬を服用すればある程度大丈夫になるのですが、それでも同乗者、特に親は子供が酔わないために工夫をしてあげなければなりません。
それでは、具体的にどういう方法があるでしょうか。
移動中の車の中でも遊べるゲームをいくつか紹介していきたいと思います。
乗り物酔いを防ぐには?
楽しいことに夢中にさせる
携帯ゲーム機等の楽しいことではなく、レクリエーションのようなゲームをしてあげて子供を乗り物酔いから助けてあげましょう。
そこで、2人いれば出来るゲームをいくつか紹介します。
『水とミルク』
何かコップのような物を持つか、もしくは持っているフリでも良いです。
そして進行役が今持っている物が水なのかミルクなのかをプレイヤーが見分けるゲームです。
【種明かし】
進行役が手でコップを持ち、
- コップを見ている時は、そのコップはミルクです。
- コップを見ていない時は、水になります。
読み方を変えるとわかりやすいと思いますが、「水とミルク」は「見ずと見るく」ということです。
これは最後の種明かしの時にでも教えてあげてください。
最初はバレないように自然に言いましょう。
「これは水です」と言う時に自然とコップから視線を離し、
「これはミルクです」と言う時には自然にコップに視線を持っていきます。
最終的にプレイヤーが法則を見つけられなかった時、極端にコップを顔の目の前に持ってきて言い方、イントネーションも強調して「これがミルク!」と言ってあげればだいたいの子はわかると思います。
『これ何本?』
進行役が指を1~3本立ててプレイヤーに見せ、「これ何本?」と聞き、プレイヤーはそれが何本なのか当てるゲームです。
立てる指は人差し指、中指、薬指の三本までなのですが、実際に法則を聞けば何本立てようが関係ない事がわかります。
【種明かし】
ひらがなで説明するのが早いのですが「いっぽん」、「にほん」「さんぼん」は、それぞれ「本」の言い方が違います。
実際に指を一本立てている状況で進行役が「これ何本(なんぼん)?」と聞くと、「ぼん」という言い方をするのは三本だけなので答えは三本になります。
立てる指の本数でプレイヤーを混乱させましょう。
一本が難しいです!
「これ何本(なんぽん)?」とは日常でも滅多に言うことが無いので、一本を聞いてしまうとバレやすくなってしまいます。
中々当てられない時の奥の手のヒントになりますね。
それでも酔ってしまった場合
どんなことをしても酔ってしまう子はいます。
その時は落ち着いて対処しましょう。
出来れば嘔吐させない方が良いです。
吐いてしまえば酔いだけはすっきりしますが、その後の気分は悪くなりますし、喉や口内、鼻の奥にまで残留物が残るので吐いた本人の気分は最悪になります。
乗り物酔いの原因は色々ありますが、車の中で酔ってしまった場合は窓を開けて外の空気を吸わせましょう。
後部座席の窓が開かない場合は助手席に移動させてあげてください。
また、できるだけ衣服は緩めてあげましょう。
そしてシートを倒して横にしてあげると良いです。
それでも吐き気が治まらない場合、仕方がありません。吐いてしまいましょう。
ですができるだけ吐いた物の臭いが車内に残らないように配慮しましょう。
ギリギリまで我慢する子もいるので、車を止める場所を探す時間もない時もあります。
乗り物酔いしやすいお子さんがいらっしゃるご家庭は勿論、
今まで乗り物酔いをしなかったお子さんでも、思春期が始まると乗り物酔いが始まる子もいます。
一過性の場合が殆どですが、そういう場合もあるので、車には、携帯用のエチケット袋を常備しておいた方が良いと思います。
赤ちゃんのいるご家庭でしたら、厚手のビニール袋を数枚重ね、その中に紙おむつを入れ込めば携帯用のエチケット袋の完成です!
(レジ袋は漏れる場合があるので不向きです)
最後に
先程の「水とミルク」や「これ何本?」のようなゲームはシンキングゲームと呼ばれています。
プレイヤーが法則を見つけ出すゲームです。
大人数の前で行うとすぐに法則を見つける子もいれば全然見つけられない子もいて、言い方が少し悪くなりますが、このゲームの本質は法則がわかった子がまだ理解できていない子の様を見て楽しむゲームです。
法則さえバレなければいつまでも楽しめるゲームなのですが、あまり長時間やると子供が飽きてしまうので移動中に小出しにしてちょこちょこやってみたり、自分で新しく考える等してバリエーションを増やしましょう。
こういうゲームを勧める理由は、子供が法則を見つけ出そうと必死になることで乗り物酔いなんていう現実を忘れられるからです。
そして乗り物酔いですが、酔ってからでも効くという酔い止め薬があります。
しかし、酔っている時点でもう何か味がする物が口の中に入ってきた時点で吐きそうになる場合もあるため、酔いやすい子には向かない場合もあります。
乗り物酔いの薬は出来るだけ事前に飲ませる様にしましょう。
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